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蘭茜、二胡で中国、沖縄の曲/浦添/来日10周年を記念


蘭茜、二胡で中国、沖縄の曲/浦添/来日10周年を記念 多彩な楽曲を奏でる二胡奏者の蘭茜=8月27日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 中国湖南省湘西自治州出身で県在住の二胡奏者・蘭茜(らんしー)のコンサート「ふるさとをうたう」(同実行委員会主催)が8月27日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホールで開かれた。中日平和友好条約締結45年と蘭茜の来日10年を記念した演奏会。故郷の湖南地域の伝統歌や中国各地の音楽、沖縄の音楽など多彩に披露した。深みを帯びた二胡の繊細な音色で魅了した。
 1曲目に湖南省の子守歌「湘西土家族子守歌」をゆったりと演奏。「旧盆の直前にたくさんのお客さんが来ていただいてうれしい」と語った。中国民謡の「龍舟調」や、モンゴル、台湾の民謡も演奏。後半には、蘭茜の師匠である周霞(しゅうか)(二胡)と「芭蕉布」「安里屋ユンタ」といった沖縄の音楽も多彩に奏でた。末留かおり(馬頭琴)、劉昊宇(りゅうこうう)(二胡)、仲宗根美奈(ピアノ)らも出演した。
 蘭茜の初アルバム「二胡で奏でるふるさとのメロディ」も発売されている。
  (田中芳)

多彩な楽曲を奏でる二胡奏者の蘭茜=8月27日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホール