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首里系「花売の縁」披露/30日、国立劇場研究公演


首里系「花売の縁」披露/30日、国立劇場研究公演 首里系の「花売の縁」の稽古を行う出演者ら=7日、浦添市の国立劇場おきなわ
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 国立劇場おきなわの研究公演「組踊 花売の縁」が30日午後2時、浦添市の同劇場である。組踊には、首里で受け継がれた首里系と、那覇の芝居小屋で磨かれた商業演劇系の2系統がある。今回は、金武良章を中心に継承した首里系の組踊を披露する。
 指導を務めた首里系組踊研究家の知念績有によると、首里系では話し言葉に近い唱えや、つま先から先に出す歩みなど、商業演劇系との違いがある。
 唱えと歌による「執心鐘入」でも、首里での芸風に習い地謡が唱えも担う。公演に向けて実演家らが研修を重ねてきた=写真。一般3700円など。問い合わせは同劇場、電話098(871)3350。(田吹遥子)