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21年介護給付 10兆4千億円/高齢化で更新続く


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 厚生労働省が8月30日発表した2021年度の介護保険事業状況報告によると、介護サービスの利用者負担(1~3割)を除いた給付費は、前年度比2.0%増の10兆4317億円で過去最高を更新した。高齢化が進み、介護保険制度が始まった00年度から増え続けている。
 介護や支援が必要だと認定を受けた人は、21年度末時点で前年度比1.1%増の690万人に上り、これも過去最多となった。うち601万人が75歳以上だった。給付費の内訳をサービス別で見ると、訪問介護などの「居宅サービス」が4兆9604億円で最も多かった。特別養護老人ホームなどの「施設サービス」3兆1938億円が続いた。65歳以上の1人当たりの給付費は前年度比1.7%増の29万1千円。