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南西防衛「職責一層重く」 木原防衛相 熊本で陸自視察


南西防衛「職責一層重く」 木原防衛相 熊本で陸自視察 栄誉礼を受ける木原防衛相(手前)=23日午前、熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地
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栄誉礼を受ける木原防衛相(手前)=23日午前、熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地
 木原稔防衛相は23日、熊本県内にある陸上自衛隊の部隊を相次いで視察した。九州・沖縄を管轄する西部方面隊が拠点を置く健軍駐屯地(熊本市)で訓示し「南西地域の防衛体制の強化は喫緊の課題だ。諸君が果たすべき職責は一層重くなっている」と訴えた。防衛相就任後、部隊視察は初めて。
 高遊原(たかゆうばる)分屯地(熊本県益城町)では、宮古島付近で4月に発生した陸自ヘリコプター事故の機体を確認した。健軍駐屯地での訓示では、事故で死亡した西部方面隊傘下の第8師団の前師団長と事故5日前に面会していたことを明かし「痛恨の極みだ。隊員の遺志を受け継ぎ、地域と世界の平和と安全に貢献するため全力を尽くす」と強調した。
 木原氏は視察後、北熊本駐屯地(熊本市)で記者会見し、24日に宮古島と石垣島の拠点を視察すると表明した。