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空手の神髄、350人学ぶ/上地流拳優会 カナダで講習会・大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

上地流空手道拳優会の北米講習会・大会が7月にカナダのセントアルバートで開催された。カナダのほか、米国やフランスなどから約350人が参加し、沖縄の伝統空手の神髄を学んだ。
講習会・大会は7月23~29日にかけて開催。大会では、県内から出場した教諭の金城華奈子さん(40)=4段=らが男女年齢別形の部で優勝するなどした。
主催は拳優会の北米支部デッサ道場(マニエル・デッサ代表=8段)。コロナ禍が落ち着き、数年ぶりの開催となったという。講習会の場では、拳優会の新城清秀会長=10段、新城成博副会長=8段、松崎賀充理事長=8段=が形の意義や実技を参加者に教えた。大会の男子年代別形の部では、ドイツ出身で在沖8年になる自営業シェーファー・スベンさん(34)=3段=が頂点に立った。
年齢別形の部を制した金城さんは「海外の方々の空手に対する熱い思いを目の当たりにし、自分自身を振り返る機会になった。次世代へ沖縄空手をつないでいく一人になれるよう頑張りたい」と述べた。
(金良孝矢)