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海水トリチウム 1カ月検出なし 福島・公表終了


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 水産庁は25日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出開始に伴い、原則毎日実施した魚に含まれる放射性物質のトリチウム濃度の分析結果に関する公表をいったん終えた。1カ月間、いずれも検出限界値未満の「不検出」となった。国内外の風評抑止に役立てる狙いで、日本語と英語で発信したが、今後の公表頻度や多言語展開は未定という。
 放出前の8月9日に公表を始め、放出後の26日から9月25日までは原則毎日公表してきた。25日はヒラメ2匹で「不検出」だった。8月9日以降、7魚種計64匹、全て「不検出」となり、漁業制限などの影響は出ていない。