来月、米国防長官と初会談　木原防衛相　役割分担協議

　木原稔防衛相は１０月初旬に米ワシントンを訪れ、オースティン国防長官と会談する方針を固めた。初の外国訪問として訪米することで日米の結束をアピール。日本が保有を決めた他国領域のミサイル基地を破壊する反撃能力（敵基地攻撃能力）の運用に向け、役割分担の見直しを協議する。防衛施設の共同使用や共同訓練といった具体的な連携も焦点となる。
　昨年決定した安全保障関連３文書では、抑止力強化のため日米双方の施設の共同使用を増やすと明記。日米は嘉手納弾薬庫地区や、南西諸島を中心に対象施設を増やす。