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山内氏功績発信/講演と謝恩の会/来月1日、県博で


山内氏功績発信/講演と謝恩の会/来月1日、県博で 山内盛彬翁胸像建立期成会の安仁屋眞昭会長(左から2人目)、事務局の吉濱秀彦さん(右端)ら=14日、琉球新報社
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 戦後に「ひやみかち節」などを作曲した沖縄音楽家の山内盛彬氏の功績を発信しようと、「山内盛彬翁胸像建立期成会」(安仁屋眞昭会長)は10月1日午後2時、「講演と謝恩の会」を那覇市おもろまちの県立博物館・美術館講堂で開く。同会は昨年10月1日に設立し、山内盛彬翁胸像建立に向けて活動している。その募金協力者への活動経過報告を兼ねて、講話と演奏会などがある。
 湛水流伝統保存会を含む同会所属の7団体のうち5団体80人が出演する。山内氏について研究する県立芸大音楽学部講師の三島わかなさんが講話する。2部に、作曲家の照屋岳史が「ひやみかち節」を女声三部合唱に編曲した同曲と、佐藤惣之助作詞の「美わしの琉球」の合唱披露もある。事務局の吉濱秀彦さんは「平和を願う二つの歌で締めてもらう。多くの方々に聴いてもらいたい」と話す。山内氏から「王府おもろ」を伝授された安仁屋会長は「山内盛彬さんが残した大きな功績を多くの方々に知ってもらう機会にしたい」と話した。 
  (田中芳)

山内盛彬翁胸像建立期成会の安仁屋眞昭会長(左から2人目)、事務局の吉濱秀彦さん(右端)ら=14日、琉球新報社