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公共受注業者 3社から寄付 宮下農相選挙支部


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 宮下一郎農相(衆院長野5区)が代表の「自民党長野県第5選挙区支部」は28日、国の業務を受注していた建設会社2社と設計会社から、2021年の衆院選期間中に計12万円の寄付を受けたと明らかにした。27日付で返金したといい、会計責任者は「今後は注意する」と話した。
 公選法は、国と契約を結ぶ当事者が国政選挙に関し寄付することを禁じている。同支部は21年衆院選公示日に、国の工事を受注する選挙区内の建設会社から、3万円の寄付を受けたことが既に判明していた。
 寄付を受けた際に国との契約関係の有無を確認していなかった。会社側の了承を得られていないとして、社名は明らかにしなかった。近く政治資金収支報告書を訂正するという。