日本の科学者の代表機関とされる日本学術会議を巡り、政府は29日までに、半数が改選される10月に向けて学術会議側が推薦した候補者105人全員を任命する方針を固めた。政府が3年前に一部候補の任命を拒否して以降、初めての改選となる。学識経験や国民生活への貢献などから検討し、適切だと判断した。
前回、学術会議側が推薦した105人のうち菅義偉首相(当時)が任命拒否した6人は今回、含まれていない。再び推薦すれば政府の拒否方針を追認することになるため、学術会議側は前回任命された99人に拒否された6人も加えるよう引き続き求めていく方針。
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琉球新報朝刊
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