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軍港受け入れ 振興策協議へ 浦添市と防衛省


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡り、防衛省や浦添市などは10月、都内で軍港受け入れに伴う同市への振興策を話し合う会議を開く方向で調整している。国と市が振興について話し合う協議会は2013年以来10年ぶりとなる。那覇市の振興に関する協議会も同時期で調整している。
 浦添市の振興策を話し合う会議体はこれまで「那覇港湾施設移設受け入れに関する協議会」という名称だったが、受け入れ後の振興策を話し合う会議に移行する見通し。10月に続き、来年2月ごろにも再度開催したい考え。
 那覇市の振興について話し合う「県都那覇市の振興に関する協議会」も13年以来、開かれていない。知念覚市長は27日の定例会見で「年内に1回、来年に1回というスケジュール感が示されている。後半の部分にある程度、事業内容を提案できるような形に持っていきたい」と語った。(明真南斗、吉田健一、藤村謙吾)