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広告主、CM再開に慎重 ジャニーズ改革「見極め」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ジャニーズ事務所が2日、新会社での出直しを宣言したのに対し、広告主だった企業はCMなどの再開に引き続き慎重な姿勢を示した。「(被害者救済や経営改革策の)実効性を見極めながら適切に検討する」(コーセー)との声が相次いだ。
 同事務所が「ジャニーズ」の名称を捨て、被害者への補償に専念するといった対策を巡っては「驚くような内容ではなかった」(食品メーカー)と冷めた見方もあった。
 木村拓哉さんを起用した広告を停止している日産自動車は「事務所が発表した改革や再発防止の取り組みを注視しながら適切な対応を取る」とのコメントを出した。アサヒグループホールディングスは「社内で対応を確認中」、キリンホールディングスは「現時点で起用停止の方針は変更ない」との立場を示した。
 ジャニーズの新体制に関し、コーセーは「運営が円滑かつ迅速に進むことを期待している」と評価した。同社は松本潤さんらを起用したテレビCMを終了している。