2日の記者会見を受けジャニー喜多川元社長による性被害を訴えていた元ジャニーズJr.の俳優・橋田康さんは取材に対し社名を変更し被害者への補償後に廃業するなどとした内容について「再出発の一歩を踏み出した」と評価した。また「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也代表は「(今後の対応を)注視しながらも期待はしたい」とコメントを出した。
橋田さんは、「前回の会見で聞けると思った内容だった」と指摘。希望するタレントやグループと個別にエージェント契約を締結するという事務所の方針を「『元ジャニーズ』とみられてしまうタレントやグループを守ることになる」と語った。一方、被害者補償は「11月から開始予定ということ以外は具体的ではなく残念だった」と述べ、今後の報告を待つとした。
平本代表は「個人の意見」とした上で、東山紀之社長の「事務所を解体する」などの発言を、元社長からの「完全なる決別という意志が表れている」と評価。「(声が出せない方たちを含め)すべての被害者が救済されることを望む」とした。
また、井ノ原快彦氏が被害者への誹謗(ひぼう)中傷をやめるよう訴えたことにも触れ「二次被害に苦しむ被害者の気持ちに寄り添った考えを表明していただけた」とした。
有料
注視しながら 期待はしたい 当事者の会・平本氏
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琉球新報朝刊
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