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「ジャニーズ」社名消滅 325人、性被害補償求める


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による所属タレントらへの性加害問題で、同事務所の東山紀之社長らが2日、東京都内で記者会見を開き、社名から「ジャニーズ」を消し、17日付で「SMILE―U〓(スマイルアップ)」に変更すると発表した。 (3、24面に関連)
 被害者救済委員会に325人が補償を求めていることも明らかに。元トップによるスキャンダルで社会を揺るがした大手芸能事務所は今後、大規模な補償交渉に向き合うことになる。
 ジャニーズ事務所は、名称変更後も被害者への補償を担当し、対応を終えた後に廃業する。
 タレントのマネジメントや育成を担う新会社を設立。社名はファンクラブを通じて公募する。
 所属グループ「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」、「ジャニーズJr.」などジャニーズと付く名称は全て変更する。
 補償は11月に開始する予定。スマイルアップの社長は東山氏が務める。同氏と共に事務所の代表権を持つ藤島ジュリー景子氏は株式を100%保有したまま取締役にとどまる。