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米兵の事件事故 日米に対策要請 北谷町議会、抗議も


米兵の事件事故 日米に対策要請 北谷町議会、抗議も 伊藤晋哉局長(右)に意見書を手渡す、北谷町議会の仲地泰夫議長=4日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【北谷】北谷町議会(仲地泰夫議長)は4日、沖縄防衛局と米軍嘉手納基地を訪れ、8月に北谷町で発生した米空軍兵による器物損壊事件に対して、事件の原因究明や協力ワーキングチームの早急な開催などを求める意見書と抗議決議を手渡した。嘉手納基地は第18航空団のレイモンドP・ジェフリー広報局長が、防衛局は伊藤晋哉局長が対応した。
 仲地議長は2010年度~22年度に町内で発生した米軍人・軍属の事件事故182件のうち、106件が酒気帯び運転と検知拒否だったと説明した。
 「事件事故の半分以上は飲酒絡みだ。これをなくさない限り事件事故は減らない」と対策を要望した。
 伊藤局長は同事件について「被害者の方の対応に万全を期したい」と話した。 (石井恵理菜)
伊藤晋哉局長(右)に意見書を手渡す、北谷町議会の仲地泰夫議長=4日、嘉手納町の沖縄防衛局