エーシーオー沖縄主催の「カフウムイ~不思議の島の夏の夜の夢~」(扇田拓也脚本・演出)が8日から13日まで、那覇市のひめゆりピースホールで開かれる。物語は妖精の住む森が舞台。本作は台本やせりふのある一般的な演劇作品と異なり、物語の筋や人物の関係性のみを設定し、役者の会話の多くがジブリッシュ(デタラメ言語)で繰り広げられるフィジカルシアター作品。
扇田がエーシーオー沖縄とタッグを組み生み出した作品は「ハベル~不思議の国のモモト~」に次いで2作目となる。沖縄に滞在しながら、久高島や浜比嘉島などで取材し、着想を得て制作しているという。
扇田は「沖縄は森の木々など自然も素晴らしい。精霊が森にいるとしたら、精霊たちは人間をどう見ているんだろうと想像を働かせたのが出発点。いまだに続いている開発の問題や新たに生まれている問題なども考えるきっかけになれば」と話した。
出演は東谷英人、久我真希人、知花小百合、古謝渚、嶺井南希、岸野健太ら。
開演は各日によって異なり、午後2時、5時、7時の回がある。入場料は大人2800円、15歳以下1500円など。詳細や問い合わせはエーシーオー沖縄、電話098(943)1357(午前10時~午後5時半)。
本番に向けて通し稽古に励む出演者=9月26日、那覇市のひめゆりピースホール
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「カフウムイ」8日から公演 エーシーオー沖縄、那覇ひめゆりホール
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琉球新報朝刊
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