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スポーツの祭典「国体」ってどんな大会?<ニュースはじめの一歩>


スポーツの祭典「国体」ってどんな大会?<ニュースはじめの一歩> 国体の総合開会式で入場行進する沖縄選手団(手前)=7日(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 Q:特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が7日、開幕しました。国民体育大会(国体)ってどんな大会だろう?

 A:国体は日本で毎年開催されるスポーツの祭典です。正式種目の順位を得点に置き換えて都道府県対抗で競います。「国体」の名称は今回までで、来年の佐賀大会からは「国民スポーツ大会」(国スポ)に変わります。

 第1回大会の近畿国体は1946年、京阪神地区で行われました。以降、各都道府県が持ち回りで開催していて、実施競技によって9―10月の本大会(夏季・秋季大会)と1―2月の冬季大会があります。2001年の第56回大会からは、本大会終了後に「全国障害者スポーツ大会」が行われています。

 今年のかごしま国体は、2020年に第75回大会として実施される予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、今回、特別国体として開催されています。

 沖縄県では1987年、「きらめく太陽、広がる友情」のスローガンの下、「海邦国体」が行われ、この大会で開催都道府県が全国を一巡しました。また、73年には日本復帰を記念した特別国体「若夏国体」も開催されています。

 2034年には、沖縄県で第88回国民スポーツ大会が開催されることが内々定しています。「次代を担う子どもたちに夢や希望を与えるとともに、本県の魅力を全国に発信できる」(玉城デニー知事)などと、県民の期待も高まっています。