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陸自大型ヘリ 石垣着陸 日米訓練準備 オスプレイ 日程変更か


陸自大型ヘリ 石垣着陸 日米訓練準備 オスプレイ 日程変更か 新石垣空港に着陸した陸自のCH47輸送ヘリから物資を下ろす米軍関係者=11日午前9時35分ごろ、石垣市
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新石垣空港に着陸した陸自のCH47輸送ヘリから物資を下ろす米軍関係者=11日午前9時35分ごろ、石垣市
 【石垣】14日から始まる陸上自衛隊と在沖米海兵隊などとの共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」に向けた準備で、陸自のCH47大型輸送ヘリコプターが11日、新石垣空港に着陸した。12日には与那国空港へ人員や物資を運ぶという。共同訓練では新石垣空港に陸自のV22オスプレイが飛来する計画があり、21日を軸に調整していたが、陸自は日程の変更を検討している。
 陸自ヘリは1機が11日午前9時15分ごろ着陸、もう1機が午後3時5分ごろ着陸した。在沖米海兵隊担当者によると、迷彩服を着た米軍関係者計20人と訓練で使う物資を下ろした。主に米軍キャンプ・ハンセンから衛生兵や通信兵が訪れている。最終的に100人超の隊員が来るという。米軍関係者は搬入した資材を陸自石垣駐屯地へ運び込んだ。武器などの火器類ではなく、医薬品や情報端末などだという。日米共同訓練で米軍が石垣駐屯地を使用するのは初めて。石垣島では作戦や部隊指揮をすり合わせる共同調整所の設置や、負傷者を輸送する衛生訓練を実施する。レゾリュート・ドラゴン23は14~31日、県内各地の米軍・自衛隊施設を使って実施される。全体で約6400人規模。物資輸送などで沖縄本島の公道も使用する。(照屋大哲、明真南斗)