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湛水流 初の合同演奏会/沖縄市/2団体一堂、魅力発信


湛水流 初の合同演奏会/沖縄市/2団体一堂、魅力発信 初めて開催された湛水流合同演奏会=9月16日、沖縄市民会館中ホール
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 琉球古典音楽湛水流創始者の湛水親方(本名・幸地賢忠、1623~83年)の生誕400年を記念し、湛水流合同演奏会(同実行委員会主催)が9月16日、沖縄市民会館中ホールであった。湛水流音楽の魅力を発信し、次世代への伝承を目的に、県指定無形文化財保持者らが7曲9種の楽曲を演奏した。
 湛水流は喜納宗昌の流れをくむ「琉球古典音楽湛水流保存会」と山内盛彬の流れの「湛水流伝統保存会」の2団体で受け継がれている。両会派は、三線の手は同じだが歌い方が異なり、別々に活動してきた。両会派の会員が集い、それぞれの湛水流音楽を奏でる合同演奏会を初めて開催した。
 セレモニーで、琉球古典音楽湛水流保存会相談役の島袋英治さんと湛水流伝統保存会相談役の上里平三さんに、功績をたたえ感謝状を贈った。 (田中芳)

初めて開催された湛水流合同演奏会=9月16日、沖縄市民会館中ホール