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「残念で痛恨の極み」 旧統一教会が見解


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は12日、政府が解散命令請求を決めたことについて「極めて残念であり、遺憾。偏った情報に基づいて、政府がこのような重大な決断を下したことは痛恨の極み」とし、「裁判で法的な主張をし、教団を理解してもらえるよう積極的な情報発信に努める」とする見解を発表した。見解では、岸田文雄首相が昨年10月、解散命令請求が認められる法令違反の要件に「民法の不法行為も入り得る」と国会で答弁したことを「野党の追及や世論に迎合した結果であるのは明らかで、日本の憲政史に残る汚点となる」と批判した。1964年に東京都から宗教法人の認証を受け、世界平和実現を掲げ社会活動などにも取り組んできたと主張。「多くのおりを受けることもあった」とした上で、2009年のコンプライアンス宣言以降、改革に取り組み、解散命令を受けるような教団ではないと確信していると強調した。