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首長、移駐反応に差 三連協「足並みそろえる」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 無人偵察機のMQ9が13日、嘉手納基地に飛来した。嘉手納基地周辺の3市町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)の首長らは、三連協で足並みをそろえるとしつつ、6日の防衛省による説明会後の受け止めには違いが見られた。
 桑江朝千夫沖縄市長は「現在の東シナ海などの中国の動きなどを考慮すると、移駐の目的は理解できる」とMQ9の配備に理解を示した。
 一方、渡久地政志北谷町長は「米軍基地から発生する事件事故や騒音は町民の負担となっている」とし、「基地負担の増大は受け入れがたい」と述べている。
 當山宏嘉手納町長は「騒音や安全性、飛行経路の問題が気になる。説明を十分に尽くしてほしい」とした。MQ9移駐に対しては、三連協で足並みをそろえると述べるにとどめた。
 三連協の首長らは、13日まで山口県の岩国基地の視察で沖縄を離れており、三連協での姿勢が整わない中での飛来となった。
  (福田修平)