ジブチ派遣部隊　任務完遂で帰国　ソマリア沖海賊対処

　アフリカ東部のソマリア沖アデン湾での海賊対処のためジブチに派遣されていた海上自衛隊第５航空群（那覇）を中心とした隊員約６０人が約５カ月の任務を終え、帰国した。帰国行事が１６日、海上自衛隊那覇航空基地で行われた。
　帰国部隊を代表し、第５２次派遣海賊対処行動航空隊司令の出口晶一２等海佐は「（気温が）５３度を記録した厳しい環境での勤務となったが、５２次要員が無事任務を完遂できたのは国民の皆さんのご理解と、隊員を支えた家族の皆様のおかげだ」とコメントした。
　派遣隊員を迎えた齋藤聡自衛艦隊司令官は「本行動を通じて示した多大な努力と献身に対し、改めて敬意を表する」と訓辞した。　（知念征尚）
第５航空群の隊員（右側）らに出迎えられる第５２次派遣海賊対処行動航空隊＝１６日、海上自衛隊那覇航空基地