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OISTのGX実現を提言 自民・総合経済対策 医療拠点整備も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党は16日までに、今月中に取りまとめる総合経済対策に、沖縄科学技術大学院大学(OIST)での「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた研究」と、琉球大学病院・同大医学部の西普天間住宅地区跡地(宜野湾市)への移転を中核とする「沖縄健康医療拠点」の整備を盛り込む方針を固めた。複数の関係者への取材で分かった。週内に提言をまとめ、岸田文雄首相に提出する。
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 関係者によると、OISTと医療拠点整備について、「強い沖縄経済」の実現に向けた重点事項とする。防衛政策では、「自衛隊の運用体制をできるだけ早く確保する」とした一方で、「米軍再編を着実に実施」するとした。昨年9月に全面施行された土地規制法に基づき、「土地等利用状況調査」などを「円滑かつ着実に実施する」と明記。発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)について対策の推進も打ち出した。 (安里洋輔)