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米大統領イスラエルへ きょう訪問 紛争拡大防止を協議


米大統領イスラエルへ きょう訪問 紛争拡大防止を協議 バイデン米大統領(ロイター=共同)
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 【ワシントン共同=木梨孝亮】米政府は16日、バイデン大統領が18日にイスラエルを訪問すると発表した。中部テルアビブでネタニヤフ首相と会談し、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルに改めて連帯を表明。イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が視野に入る中、地域紛争への拡大防止や民間人被害を抑える方策を協議、ハマスが拉致した米国人を含む人質の解放も話し合う。 (7面に関連)
 バイデン氏はイスラエルに続いてヨルダンを訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長やヨルダンのアブドラ国王、エジプトのシシ大統領らとも会う。米国の立場を説明し、ガザへの人道支援に向けた調整を進める。
 バイデン氏は16日、X(旧ツイッター)に「テロ攻撃に直面するイスラエルを訪れ、連帯を示す。ヨルダンに行ってハマスがパレスチナ人を代表していないことを明確にする」と書き込んだ。
 バイデン氏はネタニヤフ氏とイスラエル軍の地上侵攻作戦についても意見を交わす。目的をハマス排除に絞りガザを再び占領すべきではないと伝えるとみられる。ブリンケン米国務長官は17日、米国とイスラエルがガザの人道支援計画作成で合意したと表明した。
イスラエル軍の空爆で負傷し、病院に到着した人たち=16日、パレスチナ自治区ガザ(AP=共同)
バイデン米大統領(ロイター=共同)