厚生労働省は19日、生活保護受給者が自己負担なしで医療を受けられる「医療扶助」にマイナンバーカードを活用する仕組みを2024年3月から導入すると明らかにした。受給者は医療機関を受診する際、福祉事務所から発行された紙の「医療券」を提出しているが、マイナンバーカードに切り替えて受診状況の把握や事務手続きの効率化につなげたい考え。
福祉事務所を通じて原則、医療券からマイナンバーカードに切り替えるよう受給者に促す。カードを取得していない受給者に配慮して医療券は廃止せず、従来通り使用できる。
マイナンバーカードの活用でオンラインによる本人確認が可能となり、受診実績を日々把握できるようになる。一部の人が頻繁に受診する「頻回受診」の防止にも効果があるとしている。
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マイナカードを 医療扶助に活用 厚労省、来年3月から
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琉球新報朝刊
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