細田博之衆院議長は19日、議長公邸で海江田万里副議長と面会し、辞表を提出した。
20日の衆院本会議で辞任が許可され、後任に自民党の額賀福志郎元財務相が選出される。細田氏は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点や女性記者へのセクハラ疑惑報道を巡り、説明を尽くさないまま議長を退く。
衆院の山口俊一議院運営委員長も面会に同席した。細田氏への取材機会は設けられなかった。任期途中での辞任は、2015年に体調不良を理由として辞めた故町村信孝氏以来。
細田氏は13日の記者会見で、旧統一教会との接点を認めたものの「会合に呼ばれれば出る程度で、特別な関係はない」と密接さを否定。セクハラ疑惑は、被害者から申告がないなら被害はないと主張し「単なるうわさ話」と押し切った。辞任理由を体調不良とする一方、次期衆院選には立候補する意向を表明し、整合性に疑問の声が上がっている。
会見の運営手法にも異論が出た。出席者を限定し、フリーランス記者の出席は認めなかった。質問を求める記者の発言を遮って「誠意は示した」と一方的に打ち切り、再度会見を開く考えはないと述べた。
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細田衆院議長、辞表提出 きょう辞任 説明責任尽くさず
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琉球新報朝刊
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