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オペラ歌曲 華麗に壮大に 「アミーチ」「ソーニョ」合同演奏会


オペラ歌曲 華麗に壮大に 「アミーチ」「ソーニョ」合同演奏会 ヴェルディのオペラ「アイーダ」より「勝ちて帰れ」を歌う安座間和美
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 混声合唱団アミーチと、翁長剛の門下による声楽グループ「ソーニョ」による合同演奏会「オペラティックコンサート」(国際ソロプチミスト沖縄、ソーニョ共催)が9月23日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール大ホールであった。声楽家9人がオペラ歌曲を華やかに歌った。アミーチ(田中久光団長)の団員86人が伸びやかで美しい歌声で観客を魅了した。ピアノは平良浩子が務めた。
 久高将玄(テノール)はヴェルディの「ルイザ・ミラー」より「静かな夕べに星空を見ていたとき」を聴かせた。長谷川萌子(ソプラノ)はドニゼッティのオペラ「ドン・パスクワーレ」より「あの騎士の眼差しは」を、安座間和美(ソプラノ)はヴェルディのオペラ「アイーダ」より「勝ちて帰れ」を華麗に歌い上げ、拍手喝采となった。
 アミーチのコンサートは2019年以来、4年ぶり。20年からコロナ禍で活動を休止していたが、22年11月より活動を再開した。ヘンデル作曲の「ラルゴ」「私を泣かせて下さい」を皮切りに、オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「復活祭の合唱」などの演目で壮大な歌唱力を披露し、会場は盛大な拍手に包まれた。司会はフリーアナウンサーの宮城さつきが務めた。 (田中芳)
翁長剛指揮の下、アンサンブル・ムジカヴィーヴァの器楽合奏に乗せて歌う混声合唱団アミーチ=9月23日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール大ホール
ヴェルディのオペラ「アイーダ」より「勝ちて帰れ」を歌う安座間和美