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中城城跡舞台に能「楽」 来月1、2日 人間国宝・大倉源次郎ら


中城城跡舞台に能「楽」 来月1、2日 人間国宝・大倉源次郎ら 能楽プロジェクトへの来場を呼びかける大倉源次郎=11日、琉球新報社
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 日本の伝統芸能である能楽を広く知ってもらおうと企画された、楽しむ能「楽」プロジェクトの特別公演(能楽協会主催)が11月1、2の両日、中城村の世界遺産中城城跡の特設舞台である。両日とも午後6時開演。
 「大江山」や「紅葉狩 鬼揃」など鬼が登場する華やかな2題を、小鼓方大倉流十六世宗家で人間国宝の大倉源次郎を含め、重要無形文化財保持者4人が出演し披露する。
 プロジェクトは、能楽を見る文化を各地域で根付かせることが目的。発祥の地である奈良県のほか、比較的公演機会が少ない九州沖縄エリアで3年にわたって公演する。1日目は能のほか、琉球舞踊や古典音楽の斉唱も披露する。
 11日に琉球新報社を訪れた大倉は「世界遺産の中城城跡というロケーションで、時空や場所を越えた無形と有形の文化財の融合をぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。一般2千円。QRコードから購入できる。
能楽プロジェクトへの来場を呼びかける大倉源次郎=11日、琉球新報社