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ガザ沈静化議論 外相エジプトへ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 上川陽子外相は20日の記者会見で、エジプトで21日に開かれる国際会議「カイロ平和サミット」に出席するため、20日から22日までの日程でエジプトを訪問すると発表した。「喫緊の課題であるパレスチナ自治区ガザの人道状況改善、一般市民の安全確保、事態の早期沈静化に向けた議論に貢献する」と述べた。
 イスラム組織ハマスが7日にイスラエルを大規模攻撃して以来、日本の閣僚が中東を訪問するのは初めて。日本は原油輸入の約9割を中東地域に依存しており、訪問を通じて中東情勢安定に主体的に関与する姿勢を示す狙いがある。
 会見で上川氏は「これまで中東各国と築いた良好な関係を生かし、米国などとも連携して積極的な外交努力を展開する」と強調した。