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他の課題も併せて議論を


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 GID(性同一性障害)学会理事長の中塚幹也・岡山大大学院教授の話 手術要件は、性同一性障害特例法の制定時には大きな議論は呼ばなかったが、その後医学的知見が集まり社会の理解も進んで、人権的に問題だとの考えが広まるようになってきた。今回の決定は当然の方向だ。ただ手術に対する保険適用が不十分なことや、「子がいないこと」など、他の要件によっても性別変更が妨げられている現状を忘れてはならない。立法府では、こうした課題も併せて議論してほしい。