有料

学校送迎車に 一般客相乗り 移動手段確保 政府、自治体周知


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 地域の移動手段確保を議論している政府の関係省庁会議は25日、会合を開き、学校や放課後児童クラブ、介護施設、障害福祉施設への送迎に使われている車両に、一般利用者が相乗りするなどの活用策を全国の自治体に周知する方針を確認した。
 相乗りのほか、学校や施設以外の場所に寄り道して乗り降りできるようにすることも促す。送迎がない時間帯に、車両やドライバーを有効利用し客の需要に応じ運行する「オンデマンド交通」サービスを提供し、地域住民を運ぶことも要請する。
 送迎車両は施設ごとに運用されているケースが多いが、人手不足から、送迎業務が負担となっているケースも少なくない。複数の施設が地域のバス事業者などに一括して送迎業務を委託することを呼びかける。