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米無人機配備は 「基地機能強化」 沖縄市長


米無人機配備は 「基地機能強化」 沖縄市長 沖縄市の定例記者会見に出席する沖縄市の桑江朝千夫市長=26日、沖縄市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】桑江朝千夫沖縄市長は26日、沖縄市役所での定例記者会見で、移駐が進む無人偵察機MQ9は嘉手納基地の強化に当たるか問われ「情報収集能力が上がるという意味では、基地機能の強化とも言える」と答えた。基地の機能については世界情勢に応じて考えていくとした。嘉手納基地の機能強化の賛否については明らかにしなかった。
 鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地で発生したMQ9のオーバーランについては「嘉手納基地と鹿屋基地の環境の違いなども含め、不安をあおることのないように防衛局からさらに説明を聞き、安全性をもう少し確信を持ちたい」と述べた。
 MQ9が早朝、深夜に飛来していることは「不満がある。騒音は軽微なものと説明は受けているが、早朝や深夜は遠慮してほしい」と訴えた。
 また「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)の会長としては、嘉手納町議会のMQ9配備の抗議決議にも触れ、三連協で足並みをそろえたいとした。 (福田修平)
沖縄市の定例記者会見に出席する沖縄市の桑江朝千夫市長=26日、沖縄市役所