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次回会合で事業計画提示 那覇軍港・移設協 浦添の振興協議


次回会合で事業計画提示 那覇軍港・移設協 浦添の振興協議 協議会に臨む国と県、浦添市の関係者ら=26日、浦添市内
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協議会に臨む国と県、浦添市の関係者ら=26日、浦添市内
 那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設に伴う浦添市の振興などについて話し合う第23回那覇港湾施設移設受け入れに関する協議会が26日、同市のピーズスクエアで開かれた。市側は来年2月にも開催見込みの次回協議会で、「地元振興に資する事業計画案」の具体的な事業内容について提示する方針を示した。
 市は振興に資する事業計画について、区画整理事業の早期完了や西海岸開発、モノレール駅周辺開発推進など市の活性化につながる事業を盛り込む方針。協議会ではこのほか、市の提案で、協議会の名称を「那覇港湾施設移設に係るてだこの都市(まち)・浦添の振興に関する協議会」に変更することを決めた。
 協議会には防衛省の井上主勇大臣官房審議官、内閣府の齊藤馨大臣官房審議官、県の溜政仁知事公室長、市の新垣剛副市長の4氏が出席した。
 新垣副市長は協議会終了後、記者団に対し、今後まとめる事業計画の方向性について、本年度末に策定予定の牧港補給地区跡地利用計画や市の第5次総合計画などとの整合性を図りつつ「経済界の意見も聞きながら、市の振興策を検討している」と語った。 (吉田健一)