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パワハラ防止で 議員研修実施へ 糸満市議会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【糸満】市議による市職員へのパワーハラスメントがあったとして糸満市が市議会(金城寛議長)に調査と再発防止を申し入れた件で、市議会は27日の議会運営委員でハラスメントに関する議員研修実施を決めた。事実関係の調査を前提に、市執行部に対し、文書提出の経緯を議会に説明するよう求める。議運では「どんな行為がパワハラに該当するのか、議会の中で認識を共有する必要がある」などの意見が出た。
 市は職員を対象にハラスメントに関するアンケートを実施する方針だ。他市町村の事例も参考に、質問内容を今後決める。市による文書は9月定例会中に提出された。「一般質問や委員会で市議による高圧的態度があり、複数の職員が心身の不調を訴えている」との内容だった。 (岩切美穂)