政策総動員で　賃上げ高める　萩生田氏発言

　自民党の萩生田光一政調会長は２９日のＮＨＫ番組で、所得税減税を含む経済対策について、デフレ脱却が目的だとして「政策を総動員し、社会全体で賃上げのムーブメントを高める」と強調した。立憲民主党の長妻昭政調会長は、政府が来年６月とする減税の実施時期に関し「遅い。どういう状況になっているか分からない」と批判した。
　減税期間を巡り、萩生田氏は「今の段階で１年限りと決定しているわけではないが、永遠にできることでもない」と述べた。公明党の高木陽介政調会長は、賃上げ状況を踏まえて判断すべきだと指摘した。