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医療的ケア児の課題議論 3日、家族会フォーラム、ライブ配信も


医療的ケア児の課題議論 3日、家族会フォーラム、ライブ配信も 「全国医療的ケアライン」のフォーラムのチラシ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日常的に人工呼吸器やたんの吸引などが必要な医療的ケア児の家族会でつくる団体「全国医療的ケアライン」が3日に東京都内でフォーラムを開く。ケア児本人や家族らが集い、学校生活や防災など暮らしの中の課題を共有し、解決に向けて話し合う。一般向けにはYouTube(ユーチューブ)でライブ配信する。
 昨年9月に続き2回目。今回のテーマは「私たちが大切にしたいこと」で、各地域の家族会による講演のほか、シンポジウムには当事者の高校生2人と、医療的ケアが必要な12歳の長男を育てる野田聖子元こども政策担当相らが登壇する。
 医療の進歩を背景にケア児は増加傾向で、厚生労働省の推計では2021年時点で全国約2万人が自宅で暮らす。本人や家族への支援を国や自治体の責務とする法律が21年9月に施行した。
 ライブ配信は、YouTubeの「i―Lineアイライン・チャンネル」から。