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賃上げ持続化 春闘で目指す 連合沖縄定期大会


賃上げ持続化 春闘で目指す 連合沖縄定期大会 壇上に立ち、あいさつをする仲宗根哲会長(中央)=31日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール
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 連合沖縄(仲宗根哲会長)は31日、第37回定期大会を浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催した。「すべての働く者の『底上げ・底支え』『格差是正』に向けた取り組み強化」などを重点活動に据えた2024年度活動方針案が承認された。24年春闘では、賃上げ水準としては30年ぶりの高水準となった23年春闘以上の賃上げの持続化を掲げた。
 さらに「誰もが時給千円」の最低賃金の早期実現を目指すとした。各産別代表者約130人が出席した。
 県内の組合員1人当たり平均賃上げ幅はここ数年千~3千円だったが、23年春闘では8024円(3・66%)の高水準だった。一時金は4・12カ月分。契約・短時間の勤務体系で働く人の時給賃上げ幅は60・8円だった。
 仲宗根会長は「今年は30年ぶりの高水準の賃上げがあったが、物価上昇に追いつかず、可処分所得はマイナスのままだ。引き続き持続的な賃上げに向けて団結して頑張りたい」と語った。 (梅田正覚)