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航空機騒音軽減 防衛局に要請文 嘉手納町長


航空機騒音軽減 防衛局に要請文 嘉手納町長 沖縄防衛局の伊藤晋哉局長(左)に要請書を手渡す當山宏嘉手納町長(右)=10月30日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【嘉手納】嘉手納町の當山宏町長は10月30日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所を訪れ、米軍嘉手納基地から発生する航空機騒音の軽減を求める要請文を手渡した。基地内の元駐機場「パパループ」の運用に伴う騒音発生につていも、最大限の措置を講じるよう求めた。
 要請文では嘉手納基地所属のF15戦闘機の退役に伴う巡回配備が始まって以降、多大な騒音被害が発生していると指摘した。90デシベル以上の騒音発生回数は2022年4月1日~10月20日が356回だったのに対し、23年の同期間は2005回と5倍以上になった。
 當山町長は「耐えがたい騒音に住民は被害を受け続けている」とし、改善を求めた。
  (石井恵理菜)