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日英2プラス2 7、8日東京で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日英両政府は、7、8両日に東京都内で開く先進7カ国(G7)外相会合に併せ、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開催する方向で調整に入った。5月の首脳会談の成果文書「日英広島アコード」を踏まえ、外交・安全保障協力の深化を確認する見通し。関係者が1日、明らかにした。
 日英2プラス2は、2021年2月のオンライン開催以来で5回目となる。日本は上川陽子外相と木原稔防衛相、英国はクレバリー外相とシャップス国防相が出席する予定だ。
 両国間では、自衛隊と英国軍の相互往来をスムーズにする「円滑化協定(RAA)」が10月15日に発効した。今月15~26日にはRAAを初めて適用し、陸上自衛隊と英陸軍が宮城、群馬、新潟各県の演習場などで実動訓練を予定している。
 2プラス2では共同訓練や相互運用の拡充について議論。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中東情勢や、中国、北朝鮮を含む東アジア情勢を巡っても意見を交わすとみられる。