【アンマン共同】上川陽子外相は4日、ヨルダンの首都アンマンで同国のサファディ外相と会談した。イスラエル軍の攻撃で多数の犠牲者が出ているパレスチナ自治区ガザの情勢を巡り、人道支援目的の一時的な戦闘中断の実現に向け協力することで一致。上川氏は「深刻な懸念を持って注視している」と述べ、事態沈静化へ連携する考えを強調した。日本外務省が発表した。日本政府はイスラエルからの邦人退避のため、同国の隣国であるヨルダンに自衛隊機を派遣している。
上川氏はサファディ氏に「協力に深く感謝する」と語った。イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を支持する立場は変わらないとも説明した。ヨルダンで待機している自衛隊部隊を視察。ヨルダンにいるパレスチナ難民と面会する予定だ。
上川氏は4日、オマーンのバドル外相と電話会談し、中東地域の長期的な平和と安定に向けた連携を申し合わせた。
有料
ガザ情勢沈静化 ヨルダンと連携 上川外相
![ガザ情勢沈静化 ヨルダンと連携 上川外相](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2023/11/RS20231104G00432010100-scaled.jpg?resize=615%2C410&crop_strategy=smart)
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)