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杉田氏「言論弾圧」と反発 選挙前、差別的との批判受け


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党の杉田水脈衆院議員は、当選前の発言を差別的だと批判して議員辞職を求めるのは「言論弾圧」だと訴え、反発した。2日付で投稿された月刊誌のユーチューブ番組で「耐えられなくなって辞職する人が出たら、大変だと思う。こういう言論弾圧は許してはいけない」と述べた。
 言論弾圧は通常、国家などの権力機構が検閲によって報道や表現の自由を規制することを意味する。
 インターネットで自らの主張を自由に発信する一方、メディアや有権者らからの批判を「言論弾圧」と呼ぶ杉田氏の姿勢は、国会議員の在り方に照らして議論を呼びそうだ。
 杉田氏は、落選中だった2016年当時の差別的言動が、今年になって札幌と大阪の法務局から人権侵犯と認定された。