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最屋上除染完了 福島原発2号機


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 東京電力は、福島第1原発2号機の使用済み核燃料保管プールがある原子炉建屋最上階の除染を完了したと発表した。
 事故後の2012年には、原子炉の真上で毎時880ミリシーベルトと極めて高い放射線量が測定されたが、除染や遮蔽(しゃへい)により100分の1に低下。東電は24~26年度に使用済み燃料取り出しを始めるとしている。
 2号機はプールに残る燃料615本の取り出しが廃炉の重要課題の一つ。同機は炉心溶融したが水素爆発を免れて建屋が残っており、東電は建屋の南側に作業構台を設けて、壁に開けた穴から燃料取扱機やクレーンを入れて燃料を取り出す計画。