病児とその家族のための滞在施設「ファミリーハウスがじゅまるの家」は3日、南風原町新川の同施設で見学会を兼ねた秋まつりを開催した。県内各地から親子連れなど多くの人が訪れ、施設内を見学したり、バザーで買い物をしたりとにぎわいを見せていた。
がじゅまるの家は、離島や遠方から治療・入院する病児とその家族が宿泊・滞在できる施設で、県立南部医療センター・こども医療センターの近くにある。
見学会のほか、スタンプラリーやおもちゃ作りのブースも設けられた。糸満市から訪れた吉田繁代さん(43)は離島在住だった5年前に施設を利用していた。この日は娘の七望(ななみ)さん(13)、愛七(あいな)さん(4)と、おもちゃ作りなどを楽しんだ。繁代さんは「初めて秋まつりに参加した。とてもいい機会になった」と話した。
屋外では毎週木曜に施設で活動するボランティア団体「フルール」による手作り雑貨のバザーも開かれた。イベントに向けてメンバー9人がかばんやティッシュケースなどを製作。売り上げはがじゅまるの家に寄付する予定だ。フルール代表の谷口曜子さん(67)は「4年ぶりの開催でとてもうれしい。これからも楽しみながら活動を続けていく」と語った。
(吉田早希)
有料
施設見学兼ね秋祭り 南風原町の「がじゅまるの家」
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琉球新報朝刊
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