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次期衆院選、れいわの協力「確認が必要」 オール沖縄勢力の県政与党連絡会、意見一致 沖縄


次期衆院選、れいわの協力「確認が必要」 オール沖縄勢力の県政与党連絡会、意見一致 沖縄 選挙のイメージ写真
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 玉城デニー県政を支える「オール沖縄」勢力の県政与党各政党・会派連絡会は10日、那覇市内で次期衆院選沖縄4区の候補者を巡って会議を開いた。候補者一本化に向け、れいわ新撰組に対して県内全選挙区で協力できるか「確認が必要」との意見で一致した。座長の照屋大河県議がれいわ側に伝える。

 4区を巡っては、れいわが前豊見城市長の山川仁氏(49)、立民がオール沖縄共同代表の金城徹氏(70)の公認をそれぞれ発表している。市町村議から出馬要請を受けた県議の比嘉京子氏(73)も意欲を示している。

 与党連絡会は候補者一本化を念頭に候補者選考委員会発足に向けて協議を重ね、11月に連絡会の枠組みに入っていないれいわ側に選考委への参加を打診していた。これを受け、山川氏が自身のSNS上で、れいわの考えとして公開討論会開催や、選考会決定を多数決でなく全会一致とすることを条件としてあげた。

 会議後に照屋県議は、オール沖縄について建白書の実現と辺野古新基地阻止のため「腹八分、六分」でまとまった勢力であることを上げ「オール沖縄の出発点への理解や、4区だけではなく県内全選挙区で協力体制をとれるのか確認が必要との意見でまとまった」と説明した。

 (佐野真慈)