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機体残骸、岩国に到着 屋久島沖墜落 原因究明本格化


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、海中から引き揚げた機体の残骸を載せた米軍のサルベージ船が30日、米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着した。防衛省中国四国防衛局から連絡を受けた岩国市が明らかにした。
 関係者によると、飛行状況が記録された「ブラックボックス」も既に回収されており、米軍による原因究明が本格化する見通しだ。
 事故は11月29日午後に発生。横田基地(東京都)配備のCV22が岩国基地から米軍嘉手納基地に向かう途中で墜落した。米軍は搭乗者8人全員の死亡を認定し、これまでに7人の遺体を収容した。
 米軍は機材の不具合により事故が起きた可能性があるとし、空軍以外も含めた全てのオスプレイの飛行を世界中で停止している。陸上自衛隊も木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備しているV22オスプレイの飛行を見合わせている。