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リニア開業時期 27年以降に変更 国交省が計画認可


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 国土交通省は28日、リニア中央新幹線の品川―名古屋間で、JR東海が申請していた駅や車両基地などの工事実施計画を認可した。計画では、静岡県が反対する静岡工区の遅れを理由に、開業時期を従来の「2027年」から「27年以降」に変更した。
 国交省で、村田茂樹鉄道局長がJR東海の丹羽俊介社長に認可書を手渡した。村田局長は「県や関係市町と向き合い、理解と協力を得られるよう尽力いただきたい」と呼びかけた。
 丹羽社長は記者団に「開業時期の見通しが立った段階で、改めて変更の認可申請をしたい。早期開業に向けて全力で取り組む」と話した。
 品川―名古屋間の工事実施計画は、14年に用地など、18年には電気設備などの認可を受けており、同区間の認可はこれで完了した。総工事費の見通しは7兆482億円。