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震度7、北海道以来


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 気象庁が発表する震度階級の中で最も強い震度7を観測したのは、2018年の北海道地震以来で、1995年の阪神大震災から数えて7回目となる。過去の震度7の地震では、家屋の倒壊や大規模な地滑りが発生し、甚大な被害につながった。最高レベルの警戒が必要とされる。
 震度階級は、揺れを感じないが地震計に記録される「0」から、はわないと動くことができない「7」の段階まである。震度7の揺れの強さは「固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある」などとも表現される。同じ市町村であっても、地盤や地形の影響で震度に差が出ることがある。
 一方、震度6強について気象庁は「固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる」とし、震度6弱は「ドアが開かなくなることがある」という。
 阪神大震災では現地調査で初めて震度7と判明した。現在は全国で4千を超える地点に設置した震度計で算出している。