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1~3月、華やかに記念公演/13日、人間国宝中心に「祝いの宴」


1~3月、華やかに記念公演/13日、人間国宝中心に「祝いの宴」 「入子躍」の稽古をする出演者らと指導する又吉靜枝(左端) =2023年12月10日、浦添市の国立劇場おきなわ
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 国立劇場おきなわが1月18日で開場20年を迎える。同劇場では1~3月、20周年記念公演を企画している。金城真次芸術監督は「新年と20周年のスタートに合わせて華やかな舞台になる」と語った。
 1月13日午後2時開演の「祝いの宴」では、20年前の開場記念公演で演じられた「神歌(おもろ)・こねり」(眞境名直子作舞)と「入子躍」(又吉靜枝構成、作舞)を披露する。「琉球舞踊」人間国宝の宮城幸子と志田房子による祝儀舞踊「かぎやで風」のほか、城間德太郎、西江喜春、中村一雄、大湾清之、比嘉聰ら人間国宝を中心とした出演者による古典音楽斉唱「ごゑん節・揚作田節」を演奏する。第2部では、開場20周年を記念した新作組踊「祝寿の舞」(金城真次作、振付、演出)を初上演する。チケットは完売した。金城芸術監督は「新作組踊は20周年のための特別感ある作品。新しい作品で幕を開けたい」と話した。
 1月28日には「沖縄本島民俗芸能祭」、2月は民謡界の重鎮による「名人たちの歌情け」、琉球舞踊第一次認定保持者らの「琉球舞踊特選会」、3月は本土の芸能「山口鷺流狂言」と組踊、歌劇傑作選を上演する。問い合わせは電話098(871)3350。 (田吹遥子)