【ワルシャワ共同】上川陽子外相は7日(日本時間同)、ウクライナの首都キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領と会い、ロシアの侵攻を受けるウクライナが提唱する和平案「平和の公式」の議論に日本が貢献する考えを伝えた。ゼレンスキー氏は、侵攻開始以降の日本による支援に謝意を示した。
平和の公式は10項目から構成される。上川氏は、原子力の安全に関する作業部会で日本が共同議長国を務めると説明。2月に東京で開く「日ウクライナ経済復興推進会議」で、10本以上の協力文書に署名できるよう取り組むと強調した。シュミハリ首相とも面会した。
上川氏は8日、ウクライナの隣国ポーランドに移動した。首都ワルシャワでシコルスキ外相と会談する。効果的なウクライナ支援の在り方を巡り意見交換。ドゥダ大統領を表敬訪問する。
キーウではウクライナのクレバ外相とも会談し、国際社会の支援疲れが表面化する中でも日本は支援を続けると伝達。対無人航空機検知システムなどを供与するため、北大西洋条約機構(NATO)の基金に新たに約3700万ドル(約53億円)を拠出すると表明した。
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上川氏「和平議論に貢献」 ゼレンスキー大統領へ伝達
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琉球新報朝刊
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