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墜落同型ヘリを 陸自が任務飛行 輪島へ物資輸送


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】昨年4月に宮古島市沖で事故を起こした陸上自衛隊のUH60JA多用途ヘリコプターの同型機が9日、事故以来初めて任務飛行を実施した。能登半島地震に対応する災害派遣として、石川県輪島市の輪島分屯基地に物資を輸送した。
 ヘリは三重県伊勢市の明野駐屯地所属。木原稔防衛相は「地震による道路網などの寸断や、被災地域が沿岸部に集中している特性を踏まえると、狭い地域にも着陸ができる中型ヘリの運用が必要な状況」と述べた。
 陸自は事故を受けて訓練飛行を見合わせていた。災害派遣や急患搬送など任務飛行は停止措置の対象ではなかったが、この間は任務飛行の機会はなかった。(明真南斗)